ヨーグルトと乳酸菌サプリで摂る

ビフィズス菌が何であるか、またその効果はわかった。でも、普段の生活のなかでどうやって摂取すればいいの?という疑問が残っているかもしれませんの、それにお答えします。

結論を先に言うと、ビフィズス菌入りのヨーグルト、そして凝縮して配合されている乳酸菌サプリで摂るのが基本です。

ヨーグルトが基本

いちばん身近なビフィズス菌配合の食品といえば、やはりヨーグルトです。ヨーグルトとは発酵乳であり、基本的には乳酸菌で発酵されたものをいいますので、乳酸菌はきちんと入っています。

だいたいのヨーグルトで、1mlあたり1000億個以上の乳酸菌は入っているはずです。具体的にはサーモフィラス菌、ブルガリア菌などが多くのヨーグルトで使われています。カスピ海ヨーグルトには、クレモリス菌が使われています。

ヨーグルトは安価であり、また非常に多くの腸内善玉菌を含んでいます。これを摂らない手はありません。毎日の食卓に、ヨーグルトを並べるようにしましょう。

ヨーグルトの選び方

ヨーグルトならば何でも良いというわけではありません。先ほども説明したように、乳酸菌発酵がおこなわれているヨーグルトには、なんらかの乳酸菌は含まれています。

しかし、ビフィズス菌が含まれているとは限りません。そのため、パッケージにビフィズス菌が入っている旨の表示があるかどうかを確認することが大切です。

乳酸菌だけでも整腸作用があったり、腸内フローラを改善する働きがあったりしますが、より腸内での勢力が大きく整腸作用の高いビフィズス菌を摂るのに越したことはありません。

人体に有益な微生物をあらわすプロバイオティクス、または生きて腸まで届くビフィズス菌入り、といったような表記があるものを選んで買うことにしましょう。

ちなみに、特定保健用食品として認められているビフィズス菌入りのヨーグルトとしては、森永乳業のビヒダス、小岩井乳業の生乳ヨーグルトなどがあります。

前者にはビフィドバクテリウム・ロンガム・BB536株、後者にはビフィドバクテリウム・ラクティス・BB-12株が配合されています。継続して摂取して、整腸効果を体験しましょう。

乳酸菌サプリ

ヨーグルトが苦手な場合には、乳酸菌サプリでビフィズス菌を摂取することをオススメします。乳酸菌サプリとは、ビフィズス菌やそのほかの乳酸菌が多く配合されているサプリメントのことです。

有名なものだと森下仁丹のビフィーナ、フジッコの善玉菌のチカラ、久光製薬のEC-12などがあります。乳酸菌サプリは乳製品が苦手な人でも摂れますし、善玉菌の数が多く有用です。

カロリーの面でも、ヨーグルトを食べるよりはるかに低カロリーですみますので、糖質や脂質のとり過ぎに悩んでいる場合は、ヨーグルトよりも乳酸菌サプリでのビフィズス菌などの摂取をオススメします。

サプリの選び方

乳酸菌サプリはいろいろありますので、選び方のコツを抑えておかないと、変な商品をつかんでしまうということがあります。

サプリの選び方としては「ビフィズス菌の数」「オリゴ糖の配合の有無」「生きた菌の使用の是非」を確認することをオススメします。

やはり摂取する数は大事ですし、ビフィズス菌の栄養源であるオリゴ糖が一緒に入っているかどうかは、継続摂取したときの善玉菌の増殖、活性にかかわってくるので重要です。

さらに、生きたまま腸まで届くタイプかどうかも見極めが必要です。死菌でも免疫細胞を刺激することは研究によって判明していますが、酸をつくりだすことはないと考えられます。

便秘を解消したい、腸内環境をより良くしたいと考える場合には、ぜひオリゴ糖入りの高配合ビフィズス菌サプリを試してみてください。その効果に驚くことになるかもしれません。

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